庭の古い鉄柵を塗り替える

工務店さんから「きょうびこんなんないで」との評価?を得たレトロでかわいい柵です。きっとここが出来た時からあるのだと思います。昔の公園にでもあったような柵ですが、この庭に合っているかといえば…どうでしょうw

サビだらけでかわいそうなので、塗り直したいと思います。

錆びを取る

この柵は鉄の柵です。サビます。最近のはサビない物がほとんどでしょうから、素材からして「きょうび無い」モノだと言えます。

塗装する前にサビを落とします。上から塗るとサビが浮いてきたり、でこぼこが目立ったりするので、ひと手間かけておきます。

↓下の画像は「花咲かG ラストリムーバー」という、車やバイク向けのサビ落し剤。かなり前に使った残りで、ラベルも変色しちゃってますが、試しに使ってみます。

花咲かGの説明書きには、

サビを強力に落とすだけでなく、サビを取った素材の表面に、約3ミクロンの灰白色の防錆皮膜を形成、サビの再発を抑える働きも併せ持っています。

とあります。では塗ってみます↓

↓そして1日放置。サビがボロボロ落ちた…という種類のモノではありません。説明書き通り被膜ができているようで、灰白色っぽい色になっています。あと塗装がやや浮き上がったかな?

デコボコ状態のこのままで塗り始める訳にもいかないので、ワイヤーブラシでサビと浮いた塗装を落とすことにします。ワイヤーブラシはアマゾンで、3点セット¥593(税込)。安い。

↓削りました。花咲かGの防錆被膜ごと削ってます。もったいない。使い方間違えたかな…

こんな調子で全体のサビを落としていきます。

足づけをする

サビを取り終えたら、元の白い塗装の表面を紙やすりでこすります。これは工務店さんに言われたことで、塗装のノリを良くする「足づけ」の作業です。

マスキングをする

色を塗る前にマスキングします。

↓マスカーをはりますが、ひらひらするので石で押さえました。

クラシックホワイトを塗る

色はアイボリーまでいかないくらいの「黄色っぽい白」にしたいと思います。そこで、ネットの色見本を見てハピオフレンズ「クラシックホワイト」(0.2L)を選びました。水性です。モノタロウで¥485(税込)。

↓しかし実際塗ると…あれ? 柵の色とあんまり変わりません。分かりにくいですが右半分がクラシックホワイト、左半分が元の柵の色です。思ったより黄色くありませんでした。がっかり…

元がクラシックな柵なので「クラシックホワイト」が同じような色なのは当たり前かもしれません。その点メーカーさんの調色センスには脱帽です。でも…ネットの色見本と違い過ぎるンじゃあないでしょうか? 見本を信用しちゃいけないことは理解してますが、あまりにも…

まあ、仕方ありません。そのまま塗ることにします。

1缶使い切って塗り終えました。が、よく見ると所々下地が透けて残ってしまいました。上塗り必須ですが、もう塗料がありません。よし、これを幸い?として塗りなおすことにしましょう。

ミルキーホワイトを塗る

改めて「ミルキーホワイト」を購入。同じくモノタロウで¥539(税込)。白とアイボリーの間の微妙な色。今度こそ満足な仕上がりとなるでしょう。

しかし…

↑上がクラシックホワイトで、下が塗りたてのミルキーホワイト。あまり変わりません。あぁ、またしても…クラシックホワイトの方がいくらか黄色いようにさえ見えます。再びガッカリ。

また塗り直すのはさすがにメンドウなので、これでヨシとします。ネット上の色見本には皆様もお気を付け下さい。

ちなみにハピオフレンズの「白」から順に黄色を加え、「クリーム色」に至る色を並べてみると、

白 → オフホワイト → クラシックホワイト → ミルキーホワイト → アイボリー → クリーム色

となります。あくまでネット上の色見本が基準です。今回はアイボリーくらいでよかったのかもしれません。

扉?を付ける

この柵には扉みたいな部分があって、ここからブロック塀の外側へ通じています。

↓このように金具が引っかかっているだけの作りですが、上の金具をはめると下がはまらず、下をはめると上がはまりません。

よって、金具と扉を分離することにします。

ボルトを外す

分離のためにはボルトを外さなければなりません。ですが、サビサビでびくともしません。

まずサビを落とします。すると…

ちょっとだけ回りました。1回転ほど。それ以上は動かないので…

KUREの5-56を吹いて1日放置。そして…

文明の利器、インパクトドライバー。タタタタッて打撃を加えます。

おお!取れた!

かなり気持ちイイです。上下どちらかだけでよかったのに、両方取っちゃいましたw インパクトって本来こういう使い方ですよね。

サビ穴をふさぐ

サビを落としていると、穴が空いてしまいました。完全に朽ちていたようです。これは塞がないといけません。そこで…

ハンダの登場。

山盛りにします。

ヤスリで削って完了。適当ですが、こんなんでいいのかな?

扉を塗装する

油分を落とすために洗剤で洗います。ホントは良くない気がするけど、脱脂剤とか持ってないし…

乾かしてから柵部分と同じように塗ります。

取り付ける

先に上下の金具を引っ掛けておいて…

扉を差し込み新しいボルトで留めて出来上がり。これで作業は全て終了です。

ビフォーアフター

↓Before

↓after

ちょっとキレイになったような気はしますが、よく分からないですねw ハケ塗りのムラはあるし、色は変わらないし、不満は残りますが、まあこんなもんでしょう。一丁あがりです!