ガチャ柱・ダボレールで棚を作る

ガチャ柱、ダボレール、棚柱などと言われるアレのことです。正式名称は知りませんw

ロイヤルのチャンネルサポートと杉板を購入

ガチャ柱は壁に直接ビスで留めて、そこに棚受け金具を差し込み、棚板を取り付けて使います。業務用の無骨さがイイ感じです。それと床に接地しないので、掃除もしやすいはずw 取り付ける壁にはそれなりの強度が必要ですが、今住んでる家は壁自体が構造用合板なので問題ありません。工務店さんからも「大丈夫!どこにでも付けられる!」と太鼓判押してもらってます。

で、このガチャ柱にはいくつかのメーカーがあって、それぞれ色んなパーツで構成されていますが、他社製品との互換性がありません。たまたま合うパーツもあったりするようですが、同じメーカーのモノで揃えるのが基本です。

今回はロイヤルのガチャ柱を選びました。全てのメーカーを調べたわけではありませんが、ロイヤルのが一番安いような気がしたので。そう、理由は価格ですw ロイヤルの場合、ガチャ柱の正式名称は「チャンネルサポート」と言うそうです。

購入はモノタロウにて。たまたま全品1割引の日だったので、買っちゃいました。設置する壁面は、高さ2300mm × 幅1800mm。すでに小ぶりのロッカーが置いてあるので、それを避けて取り付けます。

・ガチャ柱=チャンネルサポート
900mm(税込¥378)  × 2本 =    ¥756
1820mm(税込¥757)× 2本 = ¥1,514

・棚受け金具=ウッドブラケット
150mm(左右一組・税込¥543)× 8組 = ¥4,346
250mm(左右一組・税込¥699)× 3組 = ¥2,096
350mm(左右一組・税込¥835)× 1組 =    ¥835

・ビス 25mm(税込¥193)× 1パック = ¥193

計¥9,740(税込)。送料は無料。安いように思えて意外とかかります…ビスは「ロイヤルの専用ビスがいちばん合うよ!」と書いてあったので買ったのですが、買わされたような気がしないでもありません。普通のビスと並べてみると…

メッキが違うので、確かに専用の方が馴染みます。大して目立ちはしませんが…

棚板はちょっと厚めの杉板にしようと思い、WOODPROさんで購入。長さ700mmにカットしてもらいました。

・幅145mm × 厚さ27mm × 長さ700mm(税込¥508)× 8枚 = ¥4,064
・幅230mm × 厚さ27mm × 長さ700mm(税込¥842)× 3枚 = ¥2,526

これをアマゾン店で購入。送料は¥864で計¥7,454(税込)。本当は長さ1400mmにしたかったのですが、そうすると送料が¥2,160にハネ上がるので、半分の700mmにカットしてもらいました。

チャンネルサポートに上下はあるのか?

では付けてみるか、と改めてチャンネルサポートを見てみると…オヤ?両端のネジ穴の数が違います。片方は1つ、もう片方は2つ連なっています↓

つまり上下があるということでしょうか? よく見ると文字?らしきものも彫られています。

「W(ダブリュー)」?

よく分からないので「ロイヤル チャンネルサポート 上下」で検索すると、楽天「ノナカ金物店」さんの「ロイヤル製品Q&A」が出てきました。それによると2つ穴の方が上で、刻印は「W」ではなくて「AA」だということでした。
改めてロイヤルのホームページを見てみると、なるほど「AAシステム」とあります。でも上下のことは書いてありません。結局上下逆でも問題ないみたいですが、ちょっと不親切。

さらに「Q&A」には「チャンネルサポートを下合わせで取り付ける場合、1820mmのチャンネルサポート『だけ』穴が他のモノと5mmずれているので注意」とあります。↓こんなかんじ。

手前が900mm、奥が1820mm。下で合わせるとこの↑ようにずれますが、上合わせだとずれません。今回は長さを混ぜないし、上合わせにするのでいいのですが、この仕様は謎です。

取り付けるときは垂直と間隔に注意

ではガチャ柱=チャンネルサポートを取り付けていきます。棚板の横幅が700mmなので、それに合わせてチャンネルサポートの取り付け位置を決め、印を付けておきます。

次に、上合わせのためのスペーサー?を見繕って裏に両面テープを貼っておきます。

↓で、こんな感じで上の位置を決めます。「メタルシステム」の棚を買った時に付いていた当て木が残っていたので使ってみました。深い意味はありません。たまたまちょうど良い寸法だったので。

↑この状態で一番上の穴にビスを打った後、垂直を取ります↓

決まったら、テープでチャンネルサポートを仮留め。で、改めていちばん下の穴をビス留めします。

↓そんな調子で短い方を2本取り付けます。仮に棚板を乗せて水平を確認。大丈夫だったので全部ビス留め。

次は長い方。同じように上合わせ、垂直を取ってビスでしっかり留めます。

↓と…仮に棚板を並べてみたところでハタと気が付きました…

右と左のチャンネルサポートの間隔、微妙に違う…!

しまった!! 垂直ばかりに気を取られて間隔が適当になってました。なんとアホなことを…このままだと左右の棚板を取り替えることはできません。付け直すべきか…とも思いましたが、左右の移動はなくてもまあいいか、と思えたので、そのままにしましたw ビスの跡が残るし、やっぱりメンドクサイので。

棚板を現物あわせで取り付ける

寸法がぴっちり定まっていないので、取り付けたガチャ柱=チャンネルサポートの現物に合わせながら棚板を付けていきます。もはや左右の棚の入れ替えができないので、右側は奥行きが広い棚板、左側は狭い棚板限定とします。それはそれで統一感あるかも(←言い訳です)。

↓棚板を仮乗せ。

側面は壁にピッタリ付けたいのですが、ピッタリすぎると棚板が動かしにくくなりそうなので、一応紙を4枚分挟んで隙間を作っておきます。棚受け金具=ウッドブラケットはガチャ柱=チャンネルサポートに刺しただけでは左右にぐらぐら動くので、棚板とビス留めすることで固定させます。

直角は、最初は曲尺を使いましたが、厳密に直角でなくても問題なさそうなので、先ほど上合わせのスペーサーに使った「メタルシステム」の当て木を使って大体の直角を取りました。少々OKです。この↓ように横長の穴にビスを打っておけば、後ほど微調整も可能です。

と、いうことで棚受け金具=ウッドブラケットを棚板に固定。念のためガチャ柱=チャンネルサポートの一番上と一番下にも差し込んでみると、ちゃんと入りました。つまり垂直は取れているということです。

右側の列の残りの2枚も同じように付けて、左側の列へ移ります。これも同じく現物合わせ。

↓壁側、つまり棚板の奥の面を合わせた方がスッキリ見えたので、そうしました。

直角を見ながらビス留め、固定。

ではこれも別の場所に差し込んでみて、ちゃんと上下で棚の移動ができるかどうか、チェックしてみましょう。

↓入りません。エッ!

なんで、どうしてと焦りながら改めて垂直を見てみると…

う〜む、微妙に斜めになっています。確認したつもりでしたが…上が広く、下が狭くなっていました。ありゃ〜これはさすがにやり直しか、と思いましたが、やっぱりメンドクサイのでやめましたw

主に本棚にするつもりですが、どうやら上下に2~3段は動かせるので微調整は可能。もっと動かしたいのならビスをゆるめて金具をずらせばいいだけのこと。気にしない気にしない。

と、いうことで一個一個現物あわせで棚を付けていきます。ズボラで手間が増えましたが、コツコツやって、曲がりなりにも完成〜

かかったお金は¥17,194(税込)。見た目はそこそこですが、実はボロボロw ガチャ棚は自由に棚をレイアウトできるのが魅力のひとつなのに、ほぼ動かせませんw こんなことなら安いスチール棚でも置いた方がよかったかも。一度物を置いたら滅多に動かすことはないと思いますが、いろいろ失敗でした。

ちなみに上の画像では棚板が一枚ありませんが、そこには幅広の板を取り付けて、机っぽくしようかと思っています。できたらまたご報告します。