椿をもらう
先日藤を頂いたお隣さんから、今度はツバキをもらいました。
↓(藤をもらったときのこと)
どうやらお隣さんは、私がブロック塀の外側にツバキを植えていたのを見ておられたようで、ツバキ好きなのがばれたみたいです。先日植えたツバキの苗がコレです↓
今回頂いたツバキは20年モノだそうで、最近弱ってきたので地面に植えて元気にしてやってくれ、ということでした。ありがたく頂戴してズルズル引きずってきました。
椿の元気がない理由
みると、確かに元気がありません。葉がしなっとしています。
ネットで調べると、葉が丸まっているのは育成不良の証拠だそうで、鉢植えの場合、根が全体に回ってしまうと育ちが悪くなることがあるようです。20年植わっていて限界がきたのでしょうか? ツバキが弱る理由は他にもあって、対策と共にざっとまとめますと、
・水はけが悪い→高植えする
・土がアルカリ性→コンクリートの近くに植えない、酸性の肥料(硫酸アンモニウム=硫安など)を施す
・夏の直射日光がきつい、西日が強い→遮光ネットを張る
・冬に北風が当たる→そういう場所を避ける
と、なります。病気は、
害虫はたくさんいますが、
が有名どころです。これは殺虫剤で駆除でしょうね。
↓ツバキの病気、害虫については、こちらのサイトさんがためになります。
今回もらったツバキが弱った原因は、根が込み入って水の吸い上げが悪くなったからだと思うのですが、素人目に本当のところはよく分かりません。葉は一部黒くなっていますが、病気ってほどではないように思えます。しかし可能性はあるでしょう。いろいろ重なっているのかもしれません。
椿をブロック塀のそばに植える(本当はダメ)
ではまず植える場所を決めます。この庭は、ブロック塀で囲まれています。上に書いたように、ブロック塀の近くはアルカリ性になりがちなので避けるべきです。そのためには庭の中央に植えなければなりませんが、中央には畑を作るつもりなので、それもできません。やっぱり庭の端、ブロック塀の横しか場所がないのです。
これでは元気にするどころか、ますます弱らせてしまうかも…でも仕方ない。ここ↓にします。
↓掘ります。掘っているとコンクリートの基礎みたいなのが出てきました。なんだこれ…さらにアルカリか…
かなり深く埋まっていますが、ブロック塀を支えているわけでもないようです。聞くところによるとここは、ブロック塀の前には金網のフェンスがあったらしく、その名残かもしれません。抜こうと思ったけど大変そうなのでやめました。
樹脂製の鉢から椿を抜く
次に、鉢からツバキを抜きます。先日藤をもらった時もそうでしたが、鉢の底は根が渦巻いているはず。ひっくり返してみると…
固くて進まなくなったので、ゴムハンマーでスコップをのみのように叩いてはがしました。
これでスポッと抜けるかといえば、そう上手くはいきません。スコップを隙間にぐいぐい突っ込んでもダメだったので…
切っちゃいます。電ノコです。
樹脂製の鉢なので、案外スパッと切れました。取り出し成功。
さて、こういった場合、根はほぐすべきなのかどうか…実際よくわかりません。太い根、つまり木を支えるだけの根は切って、養分を吸収する細い根を出やすくしておくといい、みたいなことをどこかで読みました。でも現状細い根でびっちりで、ほぐすと根を痛めることもあるでしょうから、このまま植えることにします。そもそも大変だしメンドクサイですw
剪定する
植える前に枝を剪定しておきます。幹の上の方が枯れているので切り取ります。
↓切ったところには癒合剤を塗って保護しておきます。トップジンMペースト。モノタロウで¥658(税込)。
その他ぐにゃぐにゃした枝、病気かもしれない黒い葉っぱなども除いて、さっぱりさせます。
ちょっとかわいそうですが、花芽も摘んでおきます。花を咲かすのは、けっこう木の体力?を使うと聞くので。弱った木にとっては良いこと、ですよね? ちょっと自信ないです。もう摘んじゃったけど。
椿の植え付け、アルカリ対策
根の形に合わせて穴を拡張。
↓土を戻しつつ、アルカリ対策として酸性の肥料、硫酸アンモニウム=硫安を混ぜておきます。モノタロウで¥669(税込)。農薬オルトランもいっしょに。
さらにしつこく「ベニカXファインスプレー」もシュッシュしておきます。ホームセンターで¥1,023(1000ml・税込)。
あんまり農薬まきすぎるのも良くないらしいですね。弱った木の回復には、やりすぎなくらいでもいいかな、と思ったのですが、逆効果となりませんように…最後に水をダバダバまいて、終了です〜
先日ブロック塀の外側に植えたツバキは、当然ですが内側から見ることができません。育ったとしても、通りすがりの人の目を楽しませるだけで、私が家の窓から眺めることはできないわけです。
もちろん、それを分かった上で植えたのですが、ちょっと残念な気分もありました。
今回、図らずも内側にツバキを植えることができて、残念な気分がちょっと晴れました。お隣さんのためにも元気を回復させてあげて、美しい花を楽しみたいものです。