今回リフォームしてもらった家は、壁が全て構造用合板です。そのままでも統一感はあるのですが、ちょっと変化を持たせたいと思ってトイレの壁を白くしてみました。
目次
オイルステイン・バトン#523ホワイト
「オイルステイン」という言い方で合っているのでしょうか? 「塗る」というより「染める」という感じの塗料で、木目がそのまま残ります。なぜ白を選んだのかというと、深いワケはありません。なんとなく気分です。
ネットで「オイルステイン 白」で探すと、意外と見つかりません。茶色系はたくさん出てくるのですが。その中で見つかったのが大谷塗料さんの「バトン#523ホワイト」です。購入はヤフーのPAINT AND TOOLさん。3.7Lで税込¥6,156。量が多いけど、次に小さいのが0.7Lで、それでは足りないので3.7Lを購入。
実際に塗ってみます
1日目:マスキング・養生
まず、天井、床などを養生します。マスキングテープと、テープ付き養生シート「マスカー」を使います。
マスカーって使ったことがなかったので、最初はシートにテープがひっついたりして数メートルは無駄にしましたw
以前、フローリングの床にオイルを塗った時も、マスキングテープで壁を養生しました。
そのときに慣れたので、今回はスイスイと…とはいきません。難しいモンです。結局マスキングって、きっちりできていたかどうか、塗り終わってからしか分からないので不安です。1日目は養生だけで終了。
2~3日目
:注ぎ口がない
さて塗ってみるか、とバトンの缶から容器に塗料を移そうとしたとき、注ぎ口が付いていないことに気付きました。ありゃりゃ…「ベロ」って言うンですね。知りませんでした。
何か代わりにできるようなものは…と持ってきたのがこれ↓です。
灯油ポンプw 家にありました。金属の棒が突っ込んであるのは、缶に「よくかき混ぜろ」と書いてあったので↓
缶自体をシェイクするとともに、突っ込んでぐるぐるかき回したからです。でも、灯油ポンプで缶内の塗料を循環・攪拌できたので、お役御免となりました。
:塗って、ウエスで拭き取るか、どうか
ところで、構造用合板には、品質適合のスタンプが押してあります。
以前、一部のスタンプをサンダーで削ったのですが、そのとき参考にさせて頂いた「エキップ」さんのブログには、構造用合板に白いオイルステインを塗るところまでが紹介されています。
冒頭、気分で白を選んだと書きましたが、こちらのブログに影響を受けたのかもしれません。そのエキップさんのブログには、
オイル塗装では拭き取りが重要で、これが甘いとムラや乾燥不良の原因となります
とあって、今回はその点も参考にさせて頂きたいと思います。しかし…
↓塗って、
↓拭くと、
なんだかうっすらとしか色が乗らず、頼りない感じです。
↓もう一度上塗りして、拭き取ります。
まだ薄いような気が…
一方、↓塗ってそのまま放置すると、
それなりに濃く残ります。右側の2度塗りと比較して、じゃあ拭き取りナシでいいか、ということにしました。面倒だしw
塗り方が決まったのでどんどん塗っていきます。まず脚立にのって上の方から攻めます↓
割とじゃぶじゃぶ塗ります。上をぐるりと塗って、残り下の部分を塗ります。上から下へ、立ったりしゃがんだり、疲れます。
↑上と下のつなぎ目のムラがちょっと目立ってしまいました。いやぁ失敗失敗。乾いた上から2度塗りになったからでしょうか? せめて上から下へは一気に塗ってしまうべきでした。
↓2日に渡って塗りたくり、やっとこさ終わりました。素人は拭き取りナシでもこれだけかかります。
ムラはかなりありますw クオリティ低いですww ダラーッと垂れたりした時は、面倒がらず、ちゃんと拭き取るべきでした。
しかし画像で見るとちゃんと白いですが、実際はなんだか薄いな…という印象です。どうしようかな…というわけで、上塗りしてみることにします。塗料も余っていることなので。
:続けて上塗り
間髪を容れず、続けて上塗り開始。1日くらいおいて乾かした方が良いいかな? とは思いますが、場所がトイレだけに、早く終わらせたいので強行です。
どんどん塗ります↓
ちょっと慣れてきたのか、適当になってきたのか、スピードがアップ。
結果、こんな↓感じに。
画像では1度塗りと大差ありませんが、白が濃くなり、心なしか明るくなりました。やはりムラは目立ちますが、木目は残しつつ白も強くなったので、これでヨシとします。
4日目:マスキングを取る
養生シートをはがすと、すでに色がはみ出ていますw
マスキングテープをはがしても…
貼り方に隙間があったので、この↓ような結果に。ここはPタイルの継ぎ目だったので、かすかな段差が隙間を生んだようです。
他にもはみ出し多数。
しかし思ったよりは無事でした。もっと大惨事になっていると思っていたので。しかしやっぱり、マスキングって重要で難しいですね。
では、はみ出たところを直してみます。床と天井は「ペイント薄め液」をウエスに浸して拭き取ります。
↓木に着いた塗料は紙やすりで削り取ります。
↑染み込んでいるからか、完璧には取れません。まあ大体こんなもんでしょう。できあがり。
結論:オイルステインはウエスで拭き取る
塗ってみて分かりましたが、上でご紹介した「エキップ」さんが仰るように、オイルステインは塗って拭き取る、が正解のようです。少なくとも初心者には。私はそこで手を抜いたためにムラが出て、濃くなりすぎて、その部分はなかなか乾きません。何事も勝手な解釈は禁物です…でも自分で塗ったものなので、まあ我慢できるレベルです。プロがこれだったらやり直しですけどねw